はいどうも!ボウズマンです!
皆さんは「辞世の句」ってご存じですか?
昔の日本人(明治頃まで)が、死を目前にしてそれまでの人生を振り返った所感や、死に対する想いを俳句や漢詩にしたもなのですが、これがなんとも味わい深いんです。
その人の生き様や、時代背景なども推察出来たりするものも多くあり、歴史好きな人にとってはたまらないものだと思います。
ちなみに、死際に「辞世の句」が書けなかった人は、人生の最後に読んだ句(絶句)がそのまま「辞世の句」として扱われていることもあるそうです。

江戸時代までは大流行しとったみたいじゃけど、明治を過ぎた頃からこの文化も無くなっていったみたいよ。
戦争中に「辞世の句」なんて考える余裕もなかったじゃろうけぇ仕方ないことなんかもしれんね。
お気に入りを少し紹介!
ここでは少し私の独断と偏見で選んだお気に入りの「辞世の句」を紹介していきます。
俳句や漢詩には全然詳しくないので、正確な意味は間違っていると思いますが、なんとなく想像してみるのも面白いので私のオリジナル解釈も添えていきます!
「生まれては つひに死ぬてふ 事のみぞ 定めなき世に 定めありける」- 平維盛

“この世では何の制約も受けること無かったけど、唯一の制約が「死ぬこと」だったんだなぁ”
こんな感じで解釈してみたよ!
この句を詠んだ平維盛さんは「光源氏の再来」と称されるほどの美貌の持ち主だったみたいよ!
詳しい最後は記されてないみたいじゃけど、入水したと予測されとるみたい。
「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことも 夢のまた夢」 – 豊臣秀吉

“露のように生まれ、露のように死んでいった人生だったなぁ。大阪での暮らしも自分にとっては「夢のまた夢」ともいえる出来過ぎた人生だったなぁ”
こんな感じの意味だと思うよ♪
この句は「過去+完了形」という形らしくて、既に死んだという目線で書かれとるちょっと変わった句みたい。
子どもの頃に遊んだ『桃太郎電鉄』というすごろくゲームに「夢のまた夢カード」という、ぶっ飛びカードの行き先が不満だった場合に、もう一度ぶっ飛ぶことが出来るカードがあったことを思い出させてくれる名句!笑
「大笑い三十年のバカ騒ぎ」 – 石川力夫

これは意味はそのままじゃけぇわかりやすいね^ ^
石川力夫さんはどんな人かは全く知らんけど、こんな「辞世の句」を詠む人とは友達になりたいと思うよね!
そう思って調べてみたら「やっぱり遠慮しとこう・・・」って思ったわ!笑
この人はヤクザで、自分の親分を殺そうとして重症を負わせて逮捕され、その後親切にしてくれた人も殺してしまったりした荒くれ者だったみたい。
最後は刑務所の屋上から飛び降り自殺したんと^^;
それを知ってこの句を読むとまた違った意味で面白いよね!笑
悪い人じゃけど“気持ちが良い男”だったのは確か!
この人の半生は渡哲也さんが石川力夫を主演して映画化もされとるみたいよ♪
まとめ
今日はここまで!
時代も環境も全然違う人達の人生感や想いに触れることの出来る貴重な資料である「辞世の句」ですが、現在ではほとんど聞かないですよね。
自分もいつかこういった「辞世の句」を詠むにふさわしい男になって、人生を振り返って深い句を詠みたいと思います!笑
ではまた!
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