【読書感想】『大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉』

仏教

今回は2015年に発刊された『大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉』という本を読んでみました。

タイトルの通り「大阪のおばちゃん」達がブッダの教えにハマり、自分たちの生活に活かせるモノを抜粋して関西弁で教えてくれるという内容です。

とてもライトな内容になっていますので、仏教初心者の入門編という意味ではとてもぴったりの内容となっていました。

この本は、浄土真宗本願寺派・如来寺の住職である「釈 徹宗」先生が監修されています。

一冊の本でいろんな経典の雰囲気を掴める!

コチラの本は大変読み易いのですが、それでいて一冊で数種類の経典のエッセンスを学ぶことができるなんとも「お得」な本です。

さすがはお得なモノに目がない大阪のおばちゃん!ってとこですね。

ちなみにコチラの本に紹介されている経典は以下のとおりになっております。

般若心経

般若心経はすでにメジャーですのでサラッと解説!

「空」の思想について説く般若心経は般若波羅蜜について書いたお経を262文字に凝縮したもの。このお経から写経や読経を始める人も。日本人にとってメジャーなお経です。

『大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉』より引用

法華経

「妙法蓮華経…」で始める『法華経』。日本では日蓮宗のお題目として有名です。原題はサンスクリット語で「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」と言って、日本語にしたら「素晴らしい白蓮の花のような教え」となります。日本の歴史にも馴染みが深く、あの聖徳太子が政治をしていた頃にこの法華経をみんなに伝えていたそうです。法華経には28の物語があり、物語全体を通して

・このお経を読んだり、もったりしているだけで功徳があります

・悪い人もいるけど、どんな人も救われて仏になれます

・ブッダの教えは永遠で時空を超えていきます

『大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉』より引用

といった内容を伝えてくれているそうです。

華厳経

あまり聞き馴染みのない『華厳経』ですが、奈良の大仏でお馴染みの東大寺は『華厳経』をよりどころとする華厳宗の総本山とのことです。盧舎那仏と呼ばれる大仏様は『華厳経』の仏様で、通常の大きさの約十倍もの大きさがあります。一度見てみたいものです。『華厳経』では全編を通して以下のような教えが説かれています。

・宇宙の中で存在するものはお互いに排除し合うのではなく、とけ合って、滞りなく存在しています。つまり、ご縁があるのです。

・「一即一切、一切即一」。ひとつの中に無量があり、無量の中にひとつがあるのです。

・この世界に見えるあらゆる現象は、自分の心の表れです。

『大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉』より引用

維摩経

『法華経』と同様に『維摩経』も聖徳太子が注釈書を書いたようです。ですので私は初めて『維摩経』を知りましたが、日本では古来から重んじられてきた教えのようです。この『維摩経』には在家信者が俗世で生きながら、仏教を信仰する手だてが示されており、私達にとっても親しみ易い内容となっています。個人的には1番興味を惹かれました。ちなみに『維摩経』には「維摩」さんという登場人物が出てきて、ブッダの弟子達と対話をする内容が書かれており、その人の名前がそのままお経になったようです。

内容としましては

・在家でごく普通の生活を送っていても、俗世にしがみつきません

・何ものにもとらわれることがありません

・仏教を知りたいのなら、仏教という枠さえはずしなさい

『大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉』より引用

このようなことが書かれているようです。個人的に興味を惹かれたので、今後もっと深掘りしてみようと思います。

観無量寿経

『観無量寿経』は『阿弥陀経』『大無量寿経』とともに日本の浄土教の根本聖典と言われている『浄土三部経』のひとつとされています。内容は王様とその息子のいざこざで一家がバラバラになり、嘆き悲しむ王様のお妃様にブッダが教えを説くといった内容となっています。

・苦悩を引き受けて生き抜くために、心を静めて、自分を見つめましょう。そうすれば極楽浄土が見えてきます

・苦悩多き日常にあって、自分を捨て、人のために生きること=慈悲を大切にしましょう。そうすれば極楽浄土が見えてきます

『大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉』より引用

まとめ

この本を読むことで、仏教にはいろんな教えがあることが知れて、更なる興味も湧いてきました。

全編を通して人当たりの良い大阪弁で書かれていますので、難しいイメージの仏教とはとても相性が良く、気軽に読み進めることが出来ました。

少し生活に悩みを感じているような方に気軽に手に取ってもらいたい本です。

ではまた!

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